人間と同じく肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれるくらい、異常があっても特徴的な症状がないことが多いです。脾臓は、血液の造血、循環、赤血球の破壊と貯蔵などの働きを持つリンパ器官で特に犬の脾臓腫瘍は有名です。
病気が進行するまで気づかないことも多いのですが、腫瘍などがあると臓器を圧迫し他の臓器にも転移するなど手遅れになってしまうこともよくあります。
診療内容
人間と同じく肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれるくらい、異常があっても特徴的な症状がないことが多いです。脾臓は、血液の造血、循環、赤血球の破壊と貯蔵などの働きを持つリンパ器官で特に犬の脾臓腫瘍は有名です。
病気が進行するまで気づかないことも多いのですが、腫瘍などがあると臓器を圧迫し他の臓器にも転移するなど手遅れになってしまうこともよくあります。
主な症状は食欲がない、吐き気がある、お腹が膨らんできた、散歩を嫌がる、元気がないなどですが、はじめは特徴的な症状があらわれないことも多く、このような症状がでてきたときには腫瘍が進行していたりします。
疾患名 | 特徴・症状 | 放置した場合のリスク |
---|---|---|
慢性肝炎・肝硬変 | 食欲不振・嘔吐・黄疸(皮膚や粘膜の黄変)・腹水・元気消失 | 肝機能の悪化で全身の毒素排出が困難になり、肝性脳症や多臓器不全のリスク。 |
肝腫瘍(良性・悪性) | 腹部腫瘤・体重減少・食欲低下・黄疸 | 腫瘍の進行により肝機能障害や腹部圧迫症状が出る。悪性の場合は転移の可能性。 |
脾臓腫瘍(特に血管肉腫) | 急な貧血・腹部膨満・元気消失 | 脾臓破裂で急性出血性ショックを起こすことがあり、緊急手術が必要。 |
脾臓の血腫・結節性過形成 | 無症状のことも多いが、腹部のしこりとして発見されることがある | 大きくなると破裂リスクがあり、急激な状態悪化を招くことも。 |
脾臓の病気は猫にはあまり見られませんが、犬では血管肉腫による腫瘍が一般的にみられます。
脾臓は腫瘍が進行すると大量に出血し、ショック状態のなり命にもかかわるので注意が必要です。
犬も猫も肝臓・脾臓の疾患は、症状が分かりにくい場合も多く、早期発見が重要です。
疾患名 | 特徴・症状 | 放置した場合のリスク |
---|---|---|
胆管肝炎・肝脂肪症 | 食欲不振・嘔吐・黄疸・体重減少 | 肝機能障害の進行により、全身状態が悪化し命に関わることも。 |
肝腫瘍(良性・悪性) | 腹部腫瘤・元気消失・黄疸 | 腫瘍の進行により肝機能障害や転移の可能性。 |
脾臓の腫瘍や結節 | 腹部のしこり・貧血・元気消失 | 脾臓破裂や出血で急変する場合がある。 |
肝臓・脾臓は特に症状がわかりにくため、定期的な血液検査や画像検査(超音波検査など)をおすすめします。
脾臓の腫瘍などは突然破裂し、大量出血によるショック状態になることがあります。
急に元気がなくなったり、呼吸が早くなる、腹部が膨れるなどの症状があれば、速やかに動物病院へ連れて行ってください。
肝臓は薬の代謝を担う臓器なので、肝機能障害がある場合は薬の種類や量を慎重に調整する必要があります。
自己判断で薬を中止・変更せず、必ず獣医師の指示に従ってください。
当院では、外科手術を必要とする症状でも、院内で対応できるように様々な医療機器・設備を整えています。
院内に手術室を設置
専用の手術室を設け、滅菌設備、無影灯、専用手術台、麻酔モニタ、麻酔器・気化器・人工呼吸器など、手術に必要な設備を整えています。十分な検査の後にこちらで手術を進めます。
入院設備・ICUを導入
処置後・手術後に安静に回復を図れるスペースとして、専用の入院ケージをご用意しています。また、酸素濃度・温度の調整可能で、治癒力を高められるICU設備も導入しています。
経験豊富な医師が担当
当院の獣医師は、10年以上の臨床経験を持つ経験豊富な医師です。
様々な症状を自院で対応したり、外科経験を活かすのは勿論、動物・飼主様に優しく丁寧な施術・接客をご提供致します。
綺麗な院内、サロン・ホテルも併設
当施設は、トリミング・ホテルが併設して病院とも連携しているので、お預かりの際は動物の体調や皮膚の状態など合わせて見させて頂きます。
一つの施設で完結するのでぜひご利用下さい。
動物病院の多くは、事前に価格が知ることができない状況です。当院ではそのようなご心配・ご懸念がないよう、事前に料金の目安を飼主様が知ることができるように明朗な料金案内に努めます。
記載がない内容も対応していますので、お問い合わせ下さい。